春はあけぼの、明けない夜はなさげ。そんなわけで明るい未来の参考に、今まで生きてきた中での学びを共有したい。
「肉じゃが作れるとモテる」は幻想だった、けど
上京前に人生の先輩から「和食、特に肉じゃが作れるとモテるよ」ってありがたい助言をいただいた。モテたかったからガンガン作りましたね、「この人参フレッシュだ?!」って歯ごたえの豚汁を、芯のあるイカした肉じゃがを。結果はまあイタリアンとかスパイスなんちゃらみたいな舶来ごはんを挙げる人のほうが確実だった。作る場面に持ってくほうが重要だよって気付いたときにはもう別の流れで結婚できてた(過去形)。
でも和食を手にしていいなと思ったことはいくつもある。いわゆる茶色いおかずは調味料のバランスが一緒なんで応用が効き、いちいち日持ちしてお得。かつメシとして優しさに満ちてるから、身近な人が寝込んだときにすぐ雑炊だうどんだと出せると役に立ててよかったと思えたり、海外旅行でもこういう味付き粉末の調味料持参すれば現地スーパーの品で肉じゃがを作って安心できたりする。そんなこんなで、レシピだけでなく米のとぎ方とかいろいろな基礎も書いてあるこの本は未だに手放していない。

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測れる器具で準優勝
これまでやらかした多数の料理事故のうち、「レシピに書いてある数字を守らない」は事故原因のトップだ。市販のレシピ本に書かれた時間と文量をおざなりにするとピンとこない味になるし、食べログのレシピも数字があやふやなものを候補から外したほうが成功確率高い。「小さじ1=5ml、大さじ=小さじの3倍」だけでも覚えて帰ってくださいみたいな気持ちになるくらい。で、和食は「だし汁300ml」とか、ワンカップ(200ml)以上の汁を測る機会が多い。なのでカップは200mlよりも上のものを使うのがお勧め。

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目盛りは鍋にも付いてるものがある。雪平鍋をはじめ、そういうものをストックしておくと袋ラーメンとかを作るときなんかにも数字がわかってラクだ。
とにかくジップロック大量買いで
使わないときは重ねておくことで省スペースになるジップロックの箱物には本当に世話になってきた。特にスクリューロックはフタをすれば汁物でも漏れないので今も弁当などで大活躍している。ジップロックコンテナは最近新しくなって耐久性が、みたいなことが指摘されているけれどスクリューロックだけはおれたちを裏切らない。容量がバリエーションあって、各々の胃袋に適したサイズを変えるところもありがたい。

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ベランダハーブ菜園ことごとく滅ぼしマンの反省
のびやかな気持ちで西友とかに足を踏み入れた春の日。入り口手前で100円200円のミント、バジルなどなどが売られている。日差しの下で小さき緑は美しく、しかも安い!って具合に発熱して私は3年に一度くらいのペースで購入し、毎回それらを夏前には皆殺しにした。収穫量はそれほどではなく、ちみちみしたケアが必要で、虫にもやられる。「いいことなんて、1つもなかった…」と安くてデカいプランターの処分に困る暮らしを何度繰り返したことか。
そんな感じで、ベランダでハーブみたいなのはほとんどやめておいたほうがいいのだけれど、ローリエ(月桂樹)とシソ(大葉)だけはアリ。ローリエは雑に扱ってもほとんど枯れず、毎年春になるとしっかりと葉を増やしてくれる。コンソメスープとかカレーライスを作る際に一枚ペロッと入れておくだけで洋風の滋味が出るので、毎年お世話になる(ただし花屋に並ぶものは葉を手でこすっても香りがつかないくらい弱く、楽天とかきちんとしたハーブ屋で苗を買うほうが無難)。一方のシソは春〜夏の期間限定だけれど、水だけやってりゃ東京のスーパーだと5枚100円みたいになってる葉がワッサワッサ出てくるので使いでがある。毎年シソは1つ2つ買ってくるようにしている。
フライパンを鉄製にする理由が見当たらない
10年くらい人並みに自炊してきた中で思うんだけど、やっぱり家庭用コンロで鉄パン使う必要性ってあんまりないんじゃないだろうか。「火の通りが違う」というのはもっともだけれど火加減は難度高いし、毎回油になじませたりのケアも大変だし…テフロンのものを数年ペースで使い変えながらのほうが精神衛生上いい気がしている。
掃除はビャーッもしくはシュッ
キッチンは掃除が本当にめんどくさい。こまこましたものをどかした先に油汚れとかがあったりなんだり…ベターライフでおなじみ「&Premium」で「ゴトクは毎日洗う」とか書いてあって「そんなの丁寧な暮らしすぎる無理!」て思った日もあった。いろいろ試した結果、掃除は粉と泡で放置という方向で進めさせていただいてる。なんでもやんわり吸い込んでサラリと拭き取れる重曹に、

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排水口がヌメったり臭ったりする前に泡ハイターをぶっかけて放置。これだけでだいぶラクだ。重曹は油の多い料理のあとにも使える。
もし年季の入ったキッチンだったら、 排水口のゴミ受けはステンレスに変えておくといいかもしれない。それまでネットを付けて定期的に交換していたけど、泡ハイター後に水で流せば残ったゴミがねばりつかないのでゴミ袋にポイッとやれる。
ケトルなしで生きない
最後は最近の暮らしの中で知ったもの。初めて電子ケトルというものを触ったら手放せなくなってしまった。「別にコンロもやかんもあるしな」と思っていたけれど、程よいサイズで手軽にお湯のラクっぷりを知ったらもう手放せない。もう離さないぞ。

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私からは以上です。よろしくお願いします。